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球団ビジネス 開閉式の屋根1回100万円と売り子のアイドル化

  • KENTA TAURA

昨日の木曜日は朝から自宅の仕事部屋で仕事していたのですが、夕方5時過ぎにいきなり父親から、「ヤフオクドームである、クライマックスシリーズのホークス対マリーンズ戦のチケットが1枚余ってる。」と連絡があり、バッタバタ準備して福岡ヤフオクドームへ野球観戦へ行ってきました。

以前にもリーグ優勝直前の試合で「チケットが余ってる」と誘ってくれたけど、その時は東京出張中であえなくいけず、今回は東京出張がギリギリでリスケになったことで、偶然にも行けました。

これまでニューヨークでホークスの試合を見れていなくて、去年、数年ぶりに福岡に帰ってこれたことで、今季は開幕前からソフトバンクホークスの試合をドームに応援に行き、ラジオやテレビで応援できない日もかかさずダイジェストをチェックしていました。
そんな中、工藤新監督率いるホークスが無事にリーグ優勝を果たし、クライマックスシリーズに進出。
チケットを買ってでも応援に行こうと思っていたところ、まさかの親父からの誘い。
20年程前に小学生の時に連れて行ってもらった、ダイエーホークス 対 近鉄バッファローズ の試合で野茂英雄が先発したあの試合ぶりに親父と2人で野球を観戦しました。奇遇にもあの時も同じ1塁側の席で、普段は厳しい父親が、野球のヘルメットに入ったアイスクリームを買ってくれたのが嬉しくて、食べ終わったヘルメットの器を持って帰ったのを今でも覚えています。
昨日は、俺が買った2杯のビールが入っていた、ホークスのキャラクターのコップを、親父がうれしそうに持って帰ってました。

試合もホークスが大量得点で勝利し、楽しい試合観戦ができました。

でも、20年前の少年時代と違ってたのは、単純に野球の試合を楽しんだというよりも、8割型ビジネス目線で全体の様子を観察していたことでした。
球場での野球の試合がかなりエンターテイメント性が強くなっていて、野球女子の急増であったり、大型のスクリーンでの映像効果や会場で配られるノベルティなど、考えれば考えるほど球団ビジネスってすごく面白いなぁと感じました。

開閉式の屋根1回100万円は高い?安い?

今はどうか知らないけど、20年前はドームの開閉式の屋根が1回開けるのに100万円って話を聞いて、「高!もったいなっ。」って思ってたけど、今思うと、電力の無駄使いは置いといて、金額では全然高いと感じなかった。
これまで考えたこともなかったけど、昨日は球場の状況を見て、約4万人収容する球場にほぼ満員、チケット1枚の平均がだいたい5000円で、弁当1000円、ビール750円、風船250円で計算すると、客単価が7000円。
ざっくり計算しても、昨日だけで約2億円ぐらいは売上があって、さらに、ホームゲームで、敵陣の応援席は全体の1割にも満たないぐらいしか席が用意されてないので、来場者の9割以上がホークスファンだと考えるとグッズの売上もかなり見込める。
来場者数を維持したいので、あとはいかに来場者を楽しませるかが重要になってくる。
100万円のコストを4万人で割れば、1人あたりのコストは25円。100万円かけて開閉式の屋根を開けることで、1人が25円分以上の楽しさを感じてもらえれば大成功。
この日はクライマックスシリーズで来場者全員にタオルを配っていたけど、このタオルが中国の激安工場で仮に@100円で作ったとしても4万個を用意すれば、仕入れで400万円。
そこに、デザインや企画、販売スタッフなどの分が加算されるので当然高くなる。
4万人の老若男女を短時間でインパクトがあり、楽しませることができるコンテンツを企画するとなれば、かなりの時間と金と労力が必要。
4万人に楽しんでもらえる面白いことをやろうと企画すれば、1000万、2000万なんてのは軽く飛ぶ。

つまり、開閉式の屋根を1回100万で開けることができるというのは、最強にコスパがいいという結論。

そんなことを考えながら、自分ならこの球場でどんな切り口でグロースハックをして、マーケティングしていくかなぁとずっと考えてました。

ビールの売り子のアイドル化で野球ブームが到来する気配

やはり、球場で爆発的な人気が出そうなのは「ビールの売り子」
きっとこれからさらにビールの売り子のアイドル化は加速していくと思う。
Asahiの売り子は明らかに顔採用してるやろってぐらい可愛い子が揃っていた。
おのののかの功績もありビールの売り子の地位があがり、働きたいと志願する可愛い女の子が集まっている。
トリプルスリーを達成した柳田選手の入場曲も、ももいろクローバーZが使われていたり、一昔前では考えられないほどのアイドルブームが来ており、地下アイドルなどのアマチュアアイドルも多く存在し、そういったアイドル志望の女の子達の職業として、ビールの売り子は確立したビジネスモデルになりうる。

事実、千葉ロッテではすでにマリーンズカンパイガールズというビールの売り子で結成されたアイドルグループが存在している。
ph_kanpaigirls01
source: http://www.marines.co.jp/expansion/entertainment/kanpai-girls/

申し訳ないが、このマリーンズカンパイガールズは「ビールを売っているアルバイト」を無理くりアイドルにした感がいなめないが、昨日福岡ドームで見た売り子達は「アイドルが売り子になった」ように感じるほどレベルが高かった。

福岡ドームビールの売り子達は、まだアイドルグループまでは発展していないが、売り子の中には「にゃ〜子です 休みの日はおうちでゴロゴロしています♥」みたいな名札をつけていたり、7回ラッキーセブンの攻撃でお立ち台で踊っていたりとアイドル的な活動が垣間見れた。

というわけで、きっとこれからビールの売り子のアイドル化はさらに進み、成功すれば爆発的な野球ブームが来ると思います。

そんなこんなのノスタルジックに満ちた親父との20年ぶりの野球観戦で、すごくビジネスの刺激をもらいました。

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